サワカゼ（1996年生、母シャダイアッティカ）

サワカゼ（1996年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のセレスティアルストーム（当時13歳）と交配したシャダイアッティカが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着1回、地方7戦0勝。2002年の浦河アエル特別(一般ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月10日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインターソングに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳500万下のすいれん賞（阪神芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた17戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月7日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムサイレンにクビ差届かず2着となった。

4歳（2000年）

1月9日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下の背振山特別（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロエディントンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月27日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた25戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月10日、約8か月の休み明けで迎えた27戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月16日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた30戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（12戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

6歳（2002年）

2月13日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた33戦目は、一般A4 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた34戦目は、日刊スポーツ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月12日、中9週で迎えた35戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの浦河アエル特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。