ヒカリカトレア（2014年生、母ジャックヒマワリ）

ヒカリカトレア（2014年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ラン科の植物」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサクサキングス（当時10歳）と交配したジャックヒマワリが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は真壁信一。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C1-10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真壁信一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ヒカリクラブによって378万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

7月30日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンジュエリーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、ムクドリ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シゲルポインターに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスティールランスに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディアジュジュマンに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

12月10日、中3週で迎えた7戦目は、神楽月特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、イルミネーション特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、中1週で迎えた9戦目は、おうし座特選（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた10戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、節分特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（8戦3勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、ふたご座特選（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月29日、中6週で迎えた14戦目は、おとめ座特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、キシュウサラリンに半馬身交わされて2着となった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、エフエム佐賀ツアー杯（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（15戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサンブレナードに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月9日、中5週で迎えた20戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、白露賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた22戦目は、霜降賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5歳（2019年）

2月10日、中7週で迎えた26戦目は、ヒヤシンス賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた27戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた29戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月22日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。