エウクレイア（2022年生、母ヤマサラグランジュ）

エウクレイア（2022年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の栄光と名声の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーグローリー（当時9歳）と交配したヤマサラグランジュが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2025年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

12月1日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3歳（2025年）

7月6日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルーチェリーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月12日、中0週で迎えた8戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタマモキサキに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月18日、連闘で迎えた9戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカイチナダルを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。