ケイアイヒミコ（2007年生、母ビナウィン）

ケイアイヒミコ（2007年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋卑弥呼」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したビナウィンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳C1 C2。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月11日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず15着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた5戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーニングアイズに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1 C2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るツバサファントムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月14日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の甲山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月25日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡田晴樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、けいとう賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田晴樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月28日、連闘で迎えた13戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田晴樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオリヒメチャームに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月17日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村勇人騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、リオブランコに交わされて2馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村勇人騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2011年）

1月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田晴樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田晴樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた21戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。