チェリーライオー（2000年生、母ヘクターチェリー）

チェリーライオー（2000年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷王」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時11歳）と交配したヘクターチェリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の元町特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイタイトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた4戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（2004年）

7月18日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを5馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋亮騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で高橋亮騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のアメジストドリームに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の高湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で高橋亮騎手（12戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、オンワードハヤテに3/4馬身交わされて2着となった。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高橋亮騎手（13戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナイスハンドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の尾張特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で高橋亮騎手（14戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、カフェムーンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で高橋亮騎手（15戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のマイネシャーナに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で高橋亮騎手（16戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月9日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で高橋亮騎手（17戦3勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のヒシアスカをハナ差振り切って久々の実戦を制した。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で高橋亮騎手（18戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で高橋亮騎手（19戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の元町特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で高橋亮騎手（20戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のマイネルリバティーを3/4馬身振り切って5勝目をマークした。

10月16日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で高橋亮騎手（21戦5勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたポジションワン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で高橋亮騎手（22戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で高橋亮騎手（23戦5勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

6歳（2006年）

7月16日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で高橋亮騎手（24戦5勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

8月26日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は26戦連続で高橋亮騎手（25戦5勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

7歳（2007年）

6月30日、約10か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は27戦連続で高橋亮騎手（26戦5勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

10月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で高橋亮騎手（27戦5勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。