ダンスウィズジョイ（2019年生、母タイニーダンサー）

ダンスウィズジョイ（2019年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小躍りして喜ぶ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したタイニーダンサーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,400万円（12万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月17日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブランクペイジに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

3歳（2022年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のユスティニアンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったチェイスザドリームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

2月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小林凌大騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2023年2月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。