クリノメンタンピン（2012年生、母カルチェラタン）

クリノメンタンピン（2012年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋メンタンピン（麻雀用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時19歳）と交配したカルチェラタンが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3八九十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、荻伏三好ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって105万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月12日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は400kg。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた8戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のマツノファルコンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、そのたんshop1周年記念特別（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクベルジュールに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったフェイフェイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月27日、中4週で迎えた16戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

11月25日、中7週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月29日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4歳（2016年）

1月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3十十一（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月9日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

2月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で横川怜央騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で横川怜央騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3七八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で横川怜央騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したスクリメージラインを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で横川怜央騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で横川怜央騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横川怜央騎手（9戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で横川怜央騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で横川怜央騎手（11戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で横川怜央騎手（12戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミエノサンキューをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で横川怜央騎手（13戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったツキノアカリに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で横川怜央騎手（14戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

5歳（2017年）

1月27日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で横川怜央騎手（15戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で横川怜央騎手（16戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。