バンローゼ（2003年生、母トキノスピカ）

バンローゼ（2003年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「薄赤ワイン（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のバチアー（当時6歳）と交配したトキノスピカが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山本昇寿。戦績は、中央平地23戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月25日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着を確保した。

3歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた5戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

3月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ワンダーピュアティにハナ差交わされて2着となった。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシノワールドから半馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

8月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ビバグリーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジュエリークイーンに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月10日、連闘で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4歳（2007年）

4月8日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

10月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。