シンキングロージス（2012年生、母ソフィーズローズ）

シンキングロージス（2012年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名より。考える頭脳的なバラ達」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時17歳）と交配したソフィーズローズが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）浜口牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、フローレスダンサーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月27日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアキトプレストをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

11月30日、中5週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

12月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3歳（2015年）

2月22日、中7週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエミネスクにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

5月10日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

4歳（2016年）

1月23日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず13着に終わった。

5歳（2017年）

8月26日、約18か月の休み明けで迎えた14戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、白露特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた16戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月18日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、小雪特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。