フォレルスケット（2014年生、母ナイアード）

フォレルスケット（2014年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「恋に落ちたときに感じる幸福感（ノルウェー語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時11歳）と交配したナイアードが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日進牧場。戦績は、中央平地7戦0勝。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C1 12。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3歳（2017年）

2月26日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月29日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

8月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月3日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた8戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウオオウミに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月20日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったキュプリーヌスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、おうし座特選（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のサンライズカイザーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のプルシアロワイヤルに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

3月23日、中3週で迎えた12戦目は、甘雨賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のモンテガナールを3/4馬身振り切って4勝目を奪取した。

4月29日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、リョウシンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月5日、連闘で迎えた15戦目は、ホトトギス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、長崎街道中原宿特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦3勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6歳（2020年）

1月25日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、ふたご座特選（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（9戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、おうし座特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた21戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（11戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた23戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。