コウヨウメビウス（2008年生、母カナハライサベラ）

コウヨウメビウス（2008年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋メビウスの輪より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時5歳）と交配したカナハライサベラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一敏。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2011年のツインサマー特別(C1)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月23日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったパワースポットにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインサマー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフォトジェニックを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた9戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月4日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4歳（2012年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月17日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた19戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。