タニノオンステージ（1993年生、母タニノパレード）

タニノオンステージ（1993年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時16歳）と交配したタニノパレードが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

10月13日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったジェイドムーンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（1997年）

7月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリネンツバサをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5歳（1998年）

3月29日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下の左京山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の長久手特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったドンスナイプを半馬身捉え切れず2着に敗北した。