アルティメット（2021年生、母リーサルウェポン）

アルティメット（2021年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「究極の」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時8歳）と交配したリーサルウェポンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2023年）

12月22日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は425kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったシンメルーブスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2024年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るガウリシャンカールを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、伸びてきたトコトコトッコトコ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月28日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマデイニスルーを半馬身振り切って優勝

7月13日、中6週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

11月21日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、浦和エイトチャレンジ（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2025年）

4月8日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐野遥久騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、馬い!玉子詰め放題サンサンエッグ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐野遥久騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、紫陽花賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したブライティアブエナを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた11戦目は、仙人草賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、やまなみ五湖「相模湖」「津久井湖」賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越琉世騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月9日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中越琉世騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアマモトをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

10月16日、中4週で迎えた15戦目は、かわさきジャズ&かわさきミュートン記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で中越琉世騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、陽月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中越琉世騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた17戦目は、スコッチ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中越琉世騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。