サトノレイナス（2018年生、母バラダセール）

サトノレイナス（2018年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+女王達(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したバラダセールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の桜花賞(牝G1)で2着に入った他、2020年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サトミホースカンパニーによって1億800万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のジュラメントを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月4日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のテンハッピーローズに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月13日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したソダシにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2021年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したソダシにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月30日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。