デルニエアトゥー（2012年生、母エアコゼット）

デルニエアトゥー（2012年3月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最後の切り札（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時12歳）と交配したエアコゼットが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノースヒルズによって1,333.5万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月26日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

3歳（2015年）

3月1日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

5月5日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマジックボックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2017年）

6月9日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。