スコールクレン（1987年生、母スコールミョウコウ）

スコールクレン（1987年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したスコールミョウコウが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレンドサービスを3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月28日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で増沢末夫騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったケンタッキーレディに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で増沢末夫騎手（14戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月14日、中8週で迎えた17戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（1992年）

3月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた21戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず最後はハヤテフライデイと並んで9着同着となった。