パルプフィクション（2021年生、母ゴールデンオーラ）

パルプフィクション（2021年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大衆小説」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時10歳）と交配したゴールデンオーラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月30日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい18着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカラフルメロディーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

1月20日、中9週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリリージェーンに2馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

7月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた8戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

4歳（2025年）

2月1日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、メイショウカゼマチに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月13日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月22日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。