エマリオンレイ（2022年生、母アンソニカ）

エマリオンレイ（2022年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+人名より+愛しい人(ハワイ語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時11歳）と交配したアンソニカが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2025年の安比高原スキー場賞(一般B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって880万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月2日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月21日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3歳（2025年）

1月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き最後はプレミアブルーと並んで6着同着となった。

7月8日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた10戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

9月21日、中3週で迎えた12戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、安比高原スキー場賞（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエルプロフェッサーを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた14戦目は、OROターフ特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたボンディマンシュ決め手に屈してクビ差の2着となった。