パラダイスイズヒア（2005年生、母ライクリーティナ）

パラダイスイズヒア（2005年1月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「楽園はここにある」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時16歳）と交配したライクリーティナが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、追分ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月10日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2008年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンプリファーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月9日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月20日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月21日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた15戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

11月8日、中7週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5歳（2010年）

2月6日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイグナイトカフェを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングポイントからクビ差の2着となった。

5月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。16着に敗れた。

8月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた26戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。