ターボツィッグ（1984年生、母スズランチドリ）

ターボツィッグ（1984年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミズホ（当時17歳）と交配したスズランチドリが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。1986年のアイビーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西塚十勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

6月14日、デビュー戦は菅原隆明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリアルイチバンを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月27日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月21日、中7週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたハセベルテックス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（4戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウカンルチェーをクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原隆明騎手（5戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で菅原隆明騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3歳（1987年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原隆明騎手（7戦2勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原隆明騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。