トレヴィサンライズ（2000年生、母メモリーズオブロニー）

トレヴィサンライズ（2000年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ローマにある泉＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンダーガルチ（当時8歳）と交配したメモリーズオブロニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月8日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたベルモントシャイン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月2日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のアイアムコウケハイに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

2月7日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

7月4日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。