グラスルーナ（2015年生、母ムーンライトパワー）

グラスルーナ（2015年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話に登場する月の女神」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時20歳）と交配したムーンライトパワーが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3歳（2018年）

1月7日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

2月12日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンリラをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月31日、中4週で迎えた8戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

5月26日、中3週で迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月4日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、中9週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゴムマリに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月30日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。