シャリーベイビー（2000年生、母ギャラントルックス）

シャリーベイビー（2000年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「蘭科の花で一年中咲きほこる」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したギャラントルックスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地9戦1勝、地方19戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷山和喜から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって157.5万円で落札された。

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキシムダッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月6日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

4歳（2004年）

4月3日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

8月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた10戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2-2（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、ノーベンバー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で端勝成騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は端勝成騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた17戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月11日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、バーベナ特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた20戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、後続を5馬身以上離して、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月29日、中3週で迎えた21戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のヒュンダイ石川XG杯（金沢ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミズホエンジェルに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月19日、連闘で迎えた23戦目は、北陸コカ・コーラボトリング（株）杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた24戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、いい息10年エクセレントブレス杯（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた25戦目は、八才場友の会杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、農協牛乳杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3-2（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた28戦目は、海遊亭リニューアルオープン記念（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。