クリノサン（2012年生、母クリノニケ）

クリノサン（2012年6月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋太陽」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時21歳）と交配したクリノニケが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2-3。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月6日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は394kg。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2015年）

6月14日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた4戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ラブノキセキに半馬身交わされて2着となった。

11月15日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた9戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のチーキーデヴィルを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミエルを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のイソノプレシャスに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2016年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードアルタイルに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、端月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた18戦目は、能瀬川桜まつり特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-9（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた20戦目は、すず塩田村特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパープルオンリーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（11戦4勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた25戦目は、ござれ祭り特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（12戦4勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、安宅まつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（13戦4勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、メガネ・ゆいちゃん結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で葛山晃平騎手（14戦4勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で葛山晃平騎手（15戦4勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた30戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトキノダンジグに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた34戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5歳（2017年）

1月3日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。