ガイアメンテ（2021年生、母ミュージカルロマンス）

ガイアメンテ（2021年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽しい、快活な(音楽用語)」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時9歳）と交配したミュージカルロマンスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー札幌(新馬)。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー札幌（札幌芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコルレオニスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月2日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2024年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したサトノシュトラーセにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月24日、中5週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 小雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月1日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノインヴィクタを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

11月2日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルクスビッグスターに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムアーモンドアイカップ（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったタッチウッドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2025年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったココナッツブラウンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

11月16日、中6週で迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのドンカスターカップ（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアウフヘーベンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝