マイネルアルクス（2002年生、母スリーキャッスル）

マイネルアルクス（2002年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天守閣（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したスリーキャッスルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月9日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたラビリントス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月12日、中1週で迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレフォルマに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたスズカアジテーター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた7戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月2日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4歳（2006年）

11月19日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。