コスモビベロ（2002年生、母フォレストブリーズ）

コスモビベロ（2002年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋フィリピン臨時総督ロドリゴ・デ・ビベロ（スペイン人）より」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時13歳）と交配したフォレストブリーズが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村伸一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって315万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月27日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月5日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3歳（2005年）

5月1日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、トミケンウェルネスにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードタイタンをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた15戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4歳（2006年）

3月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた19戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた20戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。