ドクターヴィガラス（2003年生、母スカーレットメール）

ドクターヴィガラス（2003年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋力強い」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時5歳）と交配したスカーレットメールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般C18。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月29日、中3週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

12月31日、中8週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C33（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C32（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメモリーアムールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月21日、連闘で迎えた8戦目は、一般C34（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシーコンチェルトに8馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノカタナを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月27日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた12戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカンセイルーセントを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

4月18日、連闘で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた16戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシーゴーイングを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安部幸夫騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般D1-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた20戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレダンスクインから4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般D1-2（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた22戦目は、室蘭やきとり特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般D1-2（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマイルアスから半馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、門別ライオンズクラブ賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。