ヒシファースト（1993年生、母P. D. Tobin）

Hishi First

1993.02.21

ヒシファースト（1993年2月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のPrized（当時7歳）と交配したP. D. Tobinが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月2日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

3歳（1996年）

8月24日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた4戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のディキシーシーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（1997年）

5月18日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5歳（1998年）

1月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。