クラレットジャグ（2005年生、母クラレットパンチ）

クラレットジャグ（2005年2月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「全英オープンゴルフの優勝者に贈られるカップ」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時13歳）と交配したクラレットパンチが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地28戦1勝2着5回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,600万円（65万×40口）で一口馬主が募集された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

8月16日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったインテグラルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したモリトパラダイスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

2月19日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルモントキャスカに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーホウバルカンに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスズカサンバを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったシルクダイナスティにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5歳（2010年）

2月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

10月30日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

6歳（2011年）

2月5日、中8週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のベストフェットをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

2月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月5日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月6日、中6週で迎えた21戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた24戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7歳（2012年）

1月8日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月13日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオマワリサンに半馬身届かず2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

7月28日、中8週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。