サッカートルシエ（2000年生、母ギンザリリー）

サッカートルシエ（2000年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋トルシエ監督」。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時15歳）と交配したギンザリリーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、中央平地9戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、中本牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場され、榎本富三によって315万円で落札された。

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月1日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月15日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月3日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月30日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。