ビコーラミナ（2008年生、母サザンクロスビコー）

ビコーラミナ（2008年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランス・バスク地方の妖精名」。毛色は鹿毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時6歳）と交配したサザンクロスビコーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口修二。戦績は、中央平地8戦0勝、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月18日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

3歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐久間寛志騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月16日、中5週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、フジサクラに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッキカセイに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。