イリスアスール（2021年生、母クイックメール）

イリスアスール（2021年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アヤメ(西)。父名、母名、姉名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時10歳）と交配したクイックメールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月23日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

10月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月2日、中7週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったタイセイフェスタにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカワカミガンビエに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

3月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。