キョウワコクリコ（2011年生、母サツキムスメ）

キョウワコクリコ（2011年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ひなげし（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時22歳）と交配したサツキムスメが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の養分記念。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月27日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3歳（2014年）

1月13日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

6月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月3日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、オーガスタウインドに交わされて1馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のイーストフォンテンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイシンパワーズに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月21日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアンビションバイオに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の養分記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアサカバハムートに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする