キクノテソロ（2013年生、母エイシンパンドラ）

キクノテソロ（2013年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宝（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時28歳）と交配したエイシンパンドラが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方22戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の土俵入り賞(一般B5)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菊池五郎によって432万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月31日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3歳（2016年）

2月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4歳（2017年）

1月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、ことり大神祭2017（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスリーバゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月11日、中0週で迎えた10戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンジンセイに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月18日、連闘で迎えた11戦目は、堀川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた14戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオロフィナアスールに半馬身届かず2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた15戦目は、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキングシャーロックに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月6日、連闘で迎えた16戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミツアキヒボタンに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月13日、連闘で迎えた17戦目は、もみじ号25歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山田祥雄騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったノアブギーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田祥雄騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るルッセカッテルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月28日、連闘で迎えた19戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田祥雄騎手（10戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレイトエンブレムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月18日、中2週で迎えた20戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山田祥雄騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウォーシップマーチに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中5週で迎えた21戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田祥雄騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジャズダンサーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月19日、中2週で迎えた22戦目は、土俵入り賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山田祥雄騎手（13戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るルミノアルマースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山田祥雄騎手（14戦8勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた24戦目は、三番叟特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山田祥雄騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた25戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で山田祥雄騎手（16戦8勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた26戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた27戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、初氷賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5歳（2018年）

2月4日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた29戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月10日、中9週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた30戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた31戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。