イナズマゼウス（2002年生、母スエヒロジョウオー）

イナズマゼウス（2002年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋全能の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時17歳）と交配したスエヒロジョウオーが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害4戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた3戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月14日、中5週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笠形山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月24日、中0週で迎えた7戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のテンプテーションに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2007年）

1月27日、約16か月の休み明けで迎えた9戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノコザックをクビ差制して休み明け初戦を制した。

2月24日、中3週で迎えた10戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。