ドナヴィーナス（2021年生、母スパイチャクラ）

ドナヴィーナス（2021年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話の愛と美の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したスパイチャクラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月11日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ミルテンベルクに交わされて3馬身差の2着となった。

8月12日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のソルトロックに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月12日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2024年）

5月11日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

6月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月27日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノコニャックからクビ差の2着に甘んじた。

10月5日、中9週で迎えた9戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4歳（2025年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず18着に敗れた。