キープユアスマイル（2003年生、母メロウキス）

キープユアスマイル（2003年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「笑顔を忘れずに」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したメロウキスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着4回。2006年の紫苑ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

12歳のとき、西山牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、村上欽哉牧場によって44.28万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は410kg。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したヤマタケゴールデンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユキノアサカゼにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2006年）

1月29日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したシャドウビーチにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパッサリンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンシリウスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月21日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦2勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月9日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したサンドリオンにクビ差届かず2着となった。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦2勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。