ナンヨーエンゼル（2006年生、母ナンヨーノアナタ）

ナンヨーエンゼル（2006年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したナンヨーノアナタが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地5戦1勝。2008年のダリア賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスペックに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2009年）

8月23日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい18着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。