コスモオウガイ（2008年生、母メイショウマイヒメ）

コスモオウガイ（2008年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋森鴎外より。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時9歳）と交配したメイショウマイヒメが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱忠。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜忠から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって315万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のタビトに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中7週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

11月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったカフェヒミコにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

12月25日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

9月18日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンゲンコスモに3/4馬身届かず2着となった。