ケンゴウムサシ（1990年生、母マリーオーギ）

ケンゴウムサシ（1990年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギイールグツド（当時12歳）と交配したマリーオーギが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝、地方10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月10日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したヤマタケマーチにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3歳（1993年）

1月9日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のセントセンチュリーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るアーネストローマンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月18日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上900万下の’93インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた13戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で成田均騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月12日、約8か月の休み明けで迎えた18戦目は、山口高騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特別（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1995年）

7月16日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、大沢健司騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた20戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた21戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は山口高騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた23戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったドウカンマツカゼから1馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、菊花特別（三条ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた25戦目は、苗場特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた26戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、三面特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた27戦目は、麒麟山特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。