ピサノアラシ（2006年生、母セントグレイス）

ピサノアラシ（2006年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋嵐」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時12歳）と交配したセントグレイスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地4戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月15日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイノタンゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

5月10日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンゼンオオジに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。