サンライズタイセイ（2010年生、母タイセイエトワール）

サンライズタイセイ（2010年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したタイセイエトワールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地38戦4勝2着2回。2016年の小倉日経オープン(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

5月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴースルーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアドマイヤディープに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカラフルブラッサムをクビ差振り切って2勝目を収める

4歳（2014年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はテイエムダイパワーと並んで2着同着となった。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエーティータラントをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

9月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2015年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンセットスカイに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月31日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

6歳（2016年）

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月22日、中2週で迎えた25戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伊勢志摩サミット2016開催記念（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた27戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月29日、中8週で迎えた28戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた30戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

7歳（2017年）

2月26日、中8週で迎えた31戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4月22日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月8日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上はD.ホワイト騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた36戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8歳（2018年）

1月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月25日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。