シノノメ（2021年生、母ハウリング）

シノノメ（2021年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「東雲。夜明け前の空を意味する古語」。毛色は栗毛。種牡馬のThunder Snow（当時7歳）と交配したハウリングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2025年の笠松けいば金曜日ライブ配信中(一般C7)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月24日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

7月6日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月25日、中6週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月26日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったポッドジャスパーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた8戦目は、ハガツオ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、シラス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、SOOUP優駿特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2025年）

1月10日、中2週で迎えた11戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクストラドライを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、ざらめ雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた13戦目は、シンビジウム賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、ラナンキュラス賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

8月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサツキバラードに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月12日、中1週で迎えた17戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったバンダムアゲインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、アクダクト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。