コスモグラシアス（1999年生、母ウェディングブーケ）

コスモグラシアス（1999年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアラジ（当時10歳）と交配したウェディングブーケが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤナガワ牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ヤナガワ牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,312.5万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3歳（2002年）

2月10日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハコダテジンジンに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で梶晃啓騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で梶晃啓騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベルフォルテにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ヴァクストゥームに3/4馬身交わされて2着となった。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2004年）

5月2日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

7月11日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた15戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。