ヒロシゲサウザント（2018年生、母サンバビーン）

ヒロシゲサウザント（2018年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+千」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時15歳）と交配したサンバビーンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

6月27日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

8月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

2021年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月30日、中7週で迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイヴァルディに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中3週で迎えた5戦目は、馬い!留蔵の燻り大根発売記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノアブラックに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、船橋Jockeys Festival 8th（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネクストスクワッドを猛烈な末脚で3/4馬身差し切ってファンの支持に応えた。

4歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、粒すけ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったキーピリオッドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5歳（2023年）

9月17日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、もっとよくなる江東区賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ペルペテュエルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月31日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアストロロジーに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、山茶花特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた12戦目は、気軽に挑戦!ボルダリング賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビーチユーミングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。