リベルタドーレス（2010年生、母ソシアルチャーム）

リベルタドーレス（2010年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「南アメリカ解放戦争の指導者達」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時11歳）と交配したソシアルチャームが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月16日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ナンシーシャインにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ショウナンアポロンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ゼンノコリオリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のアキノディフェンスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマスターエクレールに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

8月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月22日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4歳（2014年）

1月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の初霞賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月14日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のモリトブイコールを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月5日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（11戦2勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。16着に終わった。