グランデジール（1994年生、母ウエストマーチン）

グランデジール（1994年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時14歳）と交配したウエストマーチンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地7戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月7日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（1997年）

6月28日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスイートエタニティに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエクボに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

5歳（1999年）

1月31日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。