コウセイカルメン（2013年生、母レイライン）

コウセイカルメン（2013年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小説名、小説の主人公名」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時22歳）と交配したレイラインが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の一般B10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、杉安浩一郎によって432万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は380kg。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したドナルチアを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月26日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したスノードリームを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず最後はヤマカツサファイヤと並んで6着同着となった。

11月1日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

3歳（2016年）

2月21日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松田大作騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、クレオメ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた16戦目は、JBC川崎まであと30日特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、優駿の里「安平町雪だるま」特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた18戦目は、JBC川崎まであと1日特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般B10 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、OKB大垣共立銀行杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

4歳（2017年）

1月13日、中1週で迎えた22戦目は、睦月賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた23戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のハイスピードバイオに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた24戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた25戦目は、BAOOカップin笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したメイプルレジェンドを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた27戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、花梨賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた29戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月5日、中3週で迎えた30戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサマーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、横川尚央騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の楽天競馬特別（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。