ヒューマンコメディ（2017年生、母チョコレートリリー）

ヒューマンコメディ（2017年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人間喜劇」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したチョコレートリリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ブルードメヤから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって723.6万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、野村茂雄によって1,512万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2020年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスミルドレッドを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

4月26日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞フローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦1勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月21日、中6週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの立志賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3月21日、中7週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアラタに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

6月12日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアキノコマチをアタマ差振り切って優勝

7月10日、中3週で馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月11日、中9週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したストゥーティに半馬身届かず2着となった。

5歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4月17日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたパープルレディー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月24日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月4日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月9日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの蛍池特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

6歳（2023年）

1月14日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの東雲賞（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

10月1日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

10月14日、約4か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの北野特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2023年10月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。